サービス一覧

エンジン修理

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ヘイズモーターサイクルの最も得意とするサービスです。
本国アメリカで培ったノウハウと優れた加工技術、充実した設備で独自のアイデアを加えながら、様々内容のハーレーエンジン修理に対応しております。

サイドバルブからM8エンジンまで数多くの修理実績がありますので、他では出来ないと言われた修理内容でも是非ご相談ください。

エンジンの簡単な調整からフルオーバーホールまで行っております。

分解から計測、加工、組立、調整まですべての作業を自社で行っており、一貫した流れで修理を行いますので確実で精度の高い作業が可能です。
またエンジン組立後は必要に応じてシャーシダイナモを使用して最終確認を行いますので組立後の完成検査も確実に行っております。


バルブガイド交換やバルブすり合わせ、各種ベアリング交換等、
各部品(ヘッドやフライホイール等)のお持込で部分的な修理も行っています。

当社のエンジンオーバーホールはエンジン一台一台に合わせて、丁寧に最良の加工・調整を施します。
熟練した職人の手によって丁寧に組み上げられたエンジンは、メーカーの流れ作業で組まれた量産品とは異なり、精度・耐久性・パワー共に格段に向上します。

当時の新車の状態に戻すことを目指すのではなく、新車以上のハイパフォーマンスをご期待ください。
特に製品精度にバラつきがあった時代の旧車にはオーバーホールはかなり有効で、固有のエンジン本来の性能を引き出すことができます。

修理費用に関しましてはエンジンの種類や状態によって変わりますので、お問い合わせからご連絡ください。

〈修理費用目安〉

  • トップエンド(腰上) オーバーホール 40万円~ 部品代含む
  • フルオーバーホール 70万円~部品代含む

※新しいTCやEVOに比べて、ナックルやパンヘッドは修理箇所が多く費用がかかる傾向があります。

※スポーツスターやKはトランスミッションも同時に分解する必要があります。

完成後は必要に応じてシャーシダイナモを使用してエンジンの状態を確認します。

 

すべての作業を自社で行っております。

2022年10月20日

エンジン パフォーマンス チューニング

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ハーレーエンジンのパワーアップも旧車から現行車まで幅広く行っております。

ストリート向けの中低速トルク重視の仕様から高回転での最大出力重視のレース仕様までお好みに合わせて様々なエンジンに仕上げることが可能です。
フローベンチやシャーシダイナモを使用することで、勘に頼らない確実なチューニングが可能です。
シリンダーヘッドの加工やビッグボア加工、クランクシャフト・ケースの加工等々すべて自社で行っています。

シャーシダイナモのロードシュミレーター機能を使ったキャブレターの調整は非常に有効で、特に高速域やWOT(ワイドオープンスロットル)時の調整は勘に頼っても中々うまくできませんが、シャーシダイナモを使えば最大320㎞まで計測できますので、高速域での燃調も確認しながら安全かつ冷静に調整できます。

おまかせでチューニングすることもできますので、ご要望の乗り味や狙っている馬力等をお伝えいただければそれに合ったご提案もできますので、お気軽にご相談ください。

サイドバルブからミルウォーキー8エンジンまでチューニング実績がありますので、どのような車両であってもハーレーSV・OHVエンジンでしたらすべてお受けできます。

レースエンジンも製作しておりますので、ご相談下さい。

作業工賃 例

・キャブレターの取付・シャーシダイナモを使った調整 \55,000~(ジェット代除く)

・リンカート フルオーバーホールからのシャーシダイナモを使った調整(部品代除く)\110,000~

・各車種カムシャフト交換・調整 \55,000~

・シリンダーヘッド フルチューニング

・バルブタイミング調整

・シリンダーヘッドポート加工

・ビッグバルブ加工

・ヘッド フロー計測

・ビッグボア加工

・フルチューン レーシングエンジン製作

等々


2022年10月19日

インジェクション(EFI)チューニング

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TECHNO RSEARCH社のフラッシュチューニングで純正のECMのマップの書き換えでチューニングを行います。

他にDAYTONA TWINTEC社のECMを使用したチューニングにも対応しております。

インテークやエキゾーストを変更した場合や、エンジンの出力アップやアイドリングの回転数の変更等々をお考えの方には非常におすすめです。

ノーマルのMAPセッティングはかなり燃調を薄めにセッティングしてあり点火タイミングを遅くすることでノッキングしないような設定してある為、本来ハーレーエンジンの持っているパワーやトルクはかなり絞られていますが、EFI(インジェクション)チューニングを施すことで、低速からトルクが出て非常に乗りやすくなります。単にパワーを上げるだけではなく、適正な燃料・点火タイミング補正を施すことでオーバーヒート防止やエンジン保護にも繋がり、非常に快適なライディングできます。

さらなるパワーを求められる方はカムシャフトやシリンダーヘッド、ビッグボアをパフォーマンスパーツを使用することで性能は激変し、同じエンジンとは思えないほどのビッグパワー・トルクを発揮することが出来るようになります。当店でパフォーマンスパーツを組み込んでからのEFI(インジェクション)チューニングにも対応できますので、お気軽にお問い合わせください。


当社ではDYNO JET社のシャーシダイナモ250iを使用してフューエル インジェクション(EFI)チューニング行っています。

シャーシダイナモのロードシュミレ―ター機能を使って、アクセル開度や速度、エンジン回転数等、車両の状態を画面で確認しながらチューニングしていきますので、全域でムラのないマップを作成することが可能です。

※マフラーエンドからAFRセンサーを入れることのできないマフラーを装着されている場合やうまく空燃比を計測できない場合はフロントとリアのエキゾースト パイプにねじ穴(M6)を作り、そこのワイドバンドセンサーを取り付けて空燃比を見ながらチューニングします。チューニングが終わったら、ネジで穴を塞ぎます。

ヒートシールドがついている車両は、シールドでネジが見えなくなるので、全く問題ありませんが、ヒートシールド無しの車両はネジが見えてしまいますので、あらかじめご了承ください。

エンジンのパワーを上げた車両や、レース車両のインジェクションチューニングも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

当社でチューニングしたインジェクションモデルのスポーツスターでVDA主催のドラッグレースに出場し、2019年に年間総合チャンピョンになった実績もございます。

 

インジェクション(EFI)チューニング費用

・テクノリサーチ社 フラッシュチューン(チューニング キー代含む)\110,000(税込)

・※アイドリングの変更等、計測を必要としない再書き換えの場合は\5,500(税込〉

・※車両の仕様変更によるダイノマシンを使用したマップの再チューニングは\55,000(税込〉


2022年10月19日

チューニングについて

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チューニングとは

チューニングとは単にパワーアップさせるという事ではなく、エンジンの持つポテンシャルを最大限引き出すために各々の構成部品を調和(チューン)させるということになります。

多くのハーレーのエンジンは、潜在能力が非常に高いのでノーマルのエンジンであっても更に多くの混合気をエンジン内に吸い込めるポテンシャルがあります。
良い混合気を多く取り込めれば多くの燃料を燃やすのでパワーが上がるということになり、燃調の変更や口径の大きいキャブレター、排気効率の高いエキゾースト、点火モジュールをハイパフォーマンスなものに変えると、単純にパワーがアップするのもその為です。

つまり通常のチューニングとは現状のエンジンの吸気・排気系・点火系を調整して、現状のエンジンの効率を最大限に引き出すということになります。

 

エンジン パフォーマンス アップについて

エンジンには構造やカムのタイミング等で決まる出力特性というものがあり、混合気をエンジン内に最も効率よく吸い込めるエンジン回転速度域が存在します。このエンジン回転速度域でトルクを出すのがチューニングとなります。

更なるパワーを求める場合はシリンダー内に吸込める効率・燃焼効率を上げるか、高回転化することで時間あたりの仕事量が増え馬力(トルク×回転数)が出ます。つまり最大出力を上げるには高回転域でシリンダー内に吸込める効率・燃焼効率を上げれば最大出力が上がります。

一方、最高回転数が低く、回転数が上がるにつれてトルク下がるエンジンは最大出力が低くなります。
ノーマルエンジンは最大トルクを3000rpm程度で最高回転数も低く、バルブトレインの耐久性やコスト、一般道での扱いやすさを考慮してトルクが低めの回転数に設定してあります。

馬力を上げるということはこの点(燃焼効率・吸込める効率(トルク)を上げる、最高回転数を上げる)ことです。

吸込める効率を上げるには

・吸気効率を上げる(ハイフローエアクリーナー、大径キャブレター・スロットルボディ、マニホールド)
・排気効率を上げる(ハイパフォーマンス エキゾースト)
・バルブのリフトやタイミングを変更する(カム交換)
・バルブサイズを大きくする(ビッグバルブ化)
・排気量を大きくする(ボアアップ)
・吸気効率を上げる(シリンダーヘッドのポート加工)

燃焼効率を上げるには

・空気と燃料をよく混ぜる(ハイパフォーマンスキャブレター、スロットルボディ・インジェクター交換)
・圧縮比を上げる(ピストン交換)
・燃焼効率を上げる(シリンダーヘッド交換、燃焼室形状変更)
・点火タイミングの変更(イグニッションモジュール交換、EFIチューニング)
・燃料系統の調整(キャブレター調整、EFIチューニング)

最高回転数を上げるには

・バルブの追従性を上げる(強化バルブスプリング、バルブ周りの軽量化)
・ピストンの強度を上げる(鍛造ピストン・コーティング)
・ストロークを下げる
・構成部品の軽量化

単純に組み込んだだけではうまく性能が発揮されませんが、インテーク、エキゾースト、カムシャフトの変更やシリンダーヘッド加工、排気量アップ等でそれぞれのパーツをうまくチューニングしていくと非常に乗りやすくて、広い回転域でトルクがありバランスのとれた”良いエンジン”に仕上げることが出来ます。

あらかじめ、どのような感じで走るのか、パワーはどれくらい必要なのかを見極めてから、パーツの選定とチューニングすることでライダーご自身に合った最高のエンジンを楽しんでいただけると思います。

1996XL1250

2007XL1200R

2022年10月04日